内向き女子に告ぐ!鳴かぬ蛍になんかなるな【旧暦第26候 腐草為蛍くされたるくさほたるとなる】恋愛編

内向き女子に告ぐ!鳴かぬ蛍になんかなるな【旧暦第26候 腐草為蛍くされたるくさほたるとなる】恋愛編

<蛍が光り出す時期/新暦6月11日~6月15日頃>

こんにちは。

言いたいことを我慢すると、わかりやすく便秘になる

魂と心と体が仲良しすぎる、みにしばです。


さて、今日は【第26候腐草為蛍】(くされたるくさほたるとなる)。

この蛍の光、草蛍の幼虫だったりもするんですよ。

信州でも、草の根に蛍の光をみつけ、梅雨入りの時期。

蛍と言えば、かなわぬ恋の象徴でしょうか。

今日は、雑学少なめ、内向き女子のための恋愛談義です。

炎上上等!鳴かぬ蛍になんてなるな

月岡芳年

恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす

【意味】口に出してあれこれ言う者より、口に出して言わない者のほうが、心の中では深く思っていることのたとえ。

出典:江戸時代庶民に親しまれた都々逸(どどいつ)


こちらは成虫の蛍についてです

ふわりと舞う、はかない光

そこで、今日言いたいことはコレです。

いくら深く思っても、ただ思うだけではダメ

美化された「鳴かぬ蛍」になんてなるな!

なぜ「鳴かぬ蛍」になったらダメなのか?

言わない女性=大和撫子=蛍のイメージ

別にね、軽々しく、喋りまくれというのではないのです。

蝉のマネはしなくていいのです。

みにしばは、ガツガツ自己主張する方より、思慮があって慎み深い方が好きです。

でもね。だからこそ黙ってられないの。

現代は、同調圧力とか言ったって

自分の言動ひとつで、五人組が連帯責任を負う時代でも

不倫をしても、姦通罪で罰せられる時代でもないのです。

私たちが当たり前に手にしている「モノをいう自由」は支配管理され続けた長い歴史の中で先人たちが、時には血を流しながら、勝ちとってきた尊いバトンしっかり、守って受け継がなきゃな~って思うのです

21世紀の日本は、ジェンダーギャップ指数144か国中114位(2018年11月)のおじさん王国

「自己主張しない美しい存在」が持てはやされるだけでなく、その「はかなさ」まで美化されています。

使い捨ての「若さ」や「美しさ」

黙っていては「誰かにとって都合のいい弱者」に成り下がるのです。

蛍×古典の世界

蛍は人魂?

蛍の光の日本古来のイメージは、もともと死者の魂のよみがえり=人魂。

『日本書紀』には、蛍火は邪悪な神の形容として登場します。

蛍の光を美しいもの、風情のあるものと感じる心は、平安時代以前には見られないのです。

風情ある光への転換は、平安時代の初期に盛んに学ばれた漢詩文の影響。

中国の「蛍雪の功」という故事(卒業式に歌われる「ほたーるのひかーぁーり」の元となった)からきています。

出典:源氏物語の「蛍」に、日本人の感性のルーツを探る

伊勢物語『ゆく蛍』

平安初期に成立した伊勢物語(904年頃)は、在原業平(ありわらのなりひら)の恋多き伝記風歌物語。

伊勢物語第45段『ゆく蛍』のなかで、蛍は黄泉の国の使者のように歌われています。

ちなみに、この男=在原業平は、源氏物語(1008年)の光源氏のモデルと言われるほどのプレイボーイなんですよ。

 昔、男がいた。ある人の娘で大事にされていた人が、
何とかしてこの男と結婚したいと思っていた。


口に出していうことが難しかったのだろうか、
病気になって死にそうな時になって、
「あの人に会いたいと思っていたの」と
言ったのを、親が聞きつけて、泣く泣く男に言ったので、
男はあわててやってきたけれど、娘は死んでしまった

なので、男は家にずっとこもっていた。
時は水無月(旧暦6月、今の7月)の末、とても暑いころに、
夕方は笛を吹いたりして過ごし、夜更けに、少し涼しい風が吹いた。
蛍が高く飛び上がる。この男は、横になって見ながら、歌を詠んだ。

『飛んでいく蛍よ もし雲の上まで行くのだったら
秋風が吹いているよ(秋風に乗ってあの子の魂をつれてきて)と
雁に告げてほしい』

出典:絵巻物で読む伊勢物語http://ise-monogatari.hix05.com/3/ise-045.hotaru.html

もうね、いとをかし、なんて言えません。

鳴かぬ蛍が身を焦がすどころじゃない

言いたいことを言えなくて死んじゃうんですよ!!!

思いを口にしないのは、魂と心と体を裏切ることになるのです。

アウトプットしないと、病みますよ。

現代人だもの、対等な立場で恋愛してほしいのです

それにね、恋人のうちは、彼女が喜ぶことを察してくれる気が利く彼氏も、子育て時期にはそうはいきませんよ?

子育てあるあるですが、男は具体的に言語化して初めて動いてくれる生き物だと思い知るのも時間の問題ですから。

まとめ

私のおばあちゃんは、戦争で亡くなった弟や知り合いの霊を、蛍の光に重ねていたようです。詳しくはこちら「おばあちゃんと蛍」

「戦争反対」も「戦場に行きたくない」とも言えなかった時代は、そう遠くないのです。

みにしばは、老婆心ながら、次の時代が、愛で溢れる世の中であることを願うのです。

人生の最終目標は、ナウシカの大ババ様だからね。

言うに言えずに亡くなった人たちの分まで、人間として、女性として、アウトプットしましょう。死ぬまで尊重されるにはどうしたらよいか。「若さ」も「美しさ」も潔く手放した後で何が残るか、女性は若いうちから光りながら、したたかに次の手を打つべきです。

光り輝く、綺麗なところだけを愛でる男はハズレ。

「誰かにとって都合のいい弱者」にならないために

ビジュアル重視の世の中だけど、カワイイだけじゃだめだよって話でした。